外壁の素材にはいくつか種類があるので、どれにすれば良いのか分からないという人も多いのではないでしょうか。
外壁の素材のそれぞれの特徴を押さえることで、最適な素材選びができるようになるでしょう。
今回は、外壁素材で迷われている方へ、選ぶ際のポイントを紹介します。

□外壁は何種類あるのか

外壁には、4つの種類があります。

1つ目は、窯業系サイディングです。
窯業系サイディングは、板状の外壁材で、その80パーセントがセメントで残りの20パーセントが繊維質や増量材で構成されているものです。
窯業系サイディングは、日本では非常にポピュラーで、外壁材の約80パーセントを占めています。

2つ目は、モルタル外壁です。
モルタル外壁は、ラスの上からモルタルを塗り、その上から塗装して仕上げる外壁です。
サイディングが普及する前は最も一般的な種類でした。
デザイン性や耐久性に優れています。

3つ目は、金属サイディングです。
表面がスチールで、裏側は断熱材を入れたサイディングが金属サイディングです。
ステンレスのような耐久性の高さと、アルミのような腐食しにくい性質があります。
機能性の割にコストも高くありません。

4つ目は、ALC外壁です。
ALCとは、「Autoclaved Light weight aerated Concrete」の略で、日本語では軽量気泡コンクリートと呼ばれています。
耐火性や耐震性、遮音性など建物に求められる性能を幅広く備えている種類の外壁です。

□素材の選び方について

素材の選び方には2つのパターンがあります。

1つ目は、デザイン性で選ぶ場合です。
外壁は、住宅の印象を決める最も重要な要素です。
住宅の見た目にこだわりたい方は、モルタル外壁を選びましょう。
モルタル外壁は最もポピュラーな外壁ということもあり、デザインのバリエーションが非常に多いです。
理想のデザインを実現するにはうってつけの外壁と言えるでしょう。

2つ目は、機能性で選ぶ場合です。
デザインも大切ですが、もちろん長く住んでいく上では機能性も考慮する必要があります。
機能性を重視したい場合は、ALCを選びましょう。
前述した通り、ALCは耐火性や耐震性など住宅の主要な性能を網羅しています。
住んでいる地域に合わせて、どの性能を重視するかも考えると良いでしょう。

□まとめ

今回は、外壁の素材で迷われている方へ、選ぶ際のポイントを紹介しました。
外壁の素材には、窯業系サイディング、モルタル外壁、金属サイディング、ALC外壁という4つの種類があります。
デザインを重視するか、機能性を重視するかで適した外壁は変わるので、自分の希望に合ったものを選びましょう。

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