建物の外観をより良くするためには、屋根と壁の色の組み合わせが重要です。
屋根の色とそれに合う外壁の色は、ある程度組み合わせが決まっています。
もし建物の外観で悩んでいる場合は、どのような組み合わせの相性が良いのかについて知っておくと良いでしょう。
今回は、屋根と壁の色の組み合わせ方について紹介します。

□外壁と屋根の色の組み合わせ方について

＊瓦屋根の場合

瓦屋根は、洋風の家に使われている茶色やベージュが多い洋瓦と和風の家に使われている黒や青が多い和瓦の2つに分けられます。
洋瓦であれば、外壁はベージュやホワイトなどの明るい色と合わせるのが良いでしょう。

また、和瓦であれば、外壁を明るい色にすると爽やかな印象になり、暗い色にすると高級感を演出でき、和モダンな雰囲気になるでしょう。

＊黒い屋根の場合

黒のような無彩色の屋根には、どのような外壁でも合わせられるでしょう。
暗めの色と組み合わせると高級感が出て、明るい色に合わせるとスタイリッシュな印象にまとめられます。
特におすすめの色としては、ホワイト・ベージュ・グレーです。

＊赤い屋根の場合

赤い屋根は比較的存在感のある見た目なので、外壁の色はホワイト・ベージュ・茶色がおすすめです。
また、屋根によっては、赤よりのベージュや茶色も同様にマッチしやすいと言えます。

□失敗しないためには

失敗を避けるためにも、色の面積効果については知っておかなければなりません。
色の面積効果は、明るい色は面積が大きくなればなるほど明るさが増し、暗い色は面積が大きくなればなるほどより暗くなる効果です。

外壁の色を選ぶ際にはカタログの色見本を参考にすることが多いです。
しかし、そのような見本は実際の面積の1パーセントほどで、本物の外壁とは全く違った見え方になります。

色の面積効果を考慮して、色選びはできるだけ実物に近い建物を参考にして選ぶのが賢明です。
色の組み合わせを決めた後は、似たような組み合わせの家を探してみることをおすすめします。
そうすることで、より現実に近い色選びができ、築年数から劣化した場合の外観までもある程度把握できるでしょう。

□まとめ

今回は、屋根と壁の色の組み合わせ方について紹介しました。
屋根の色と壁の色はそれぞれ好きな色を選ぶのではなく、どちらか一方を決めたらその色と相性の良い色を選ぶのがおすすめです。
また、色選びの失敗を避けるためにも、色の面積効果を考慮して、実物大の建物を参考にすると良いでしょう。