皆さんはコロニアルという名前を聞いたことがありますか。
コロニアルとは商品名で、スレートという屋根材の種類の一種です。
今回は、コロニアルとはどのような屋根材なのか、また商品の種類についてもご紹介します。

□コロニアルとはいったい何？

コロニアルはセメントの薄い板を主成分とし、木片パルプ等の繊維質がつなぎとして混ぜられています。
ケイミュー株式会社が取り扱っている商品で、スレート屋根の一種です。
コロニアルは他にもスレートやカラーベストと呼ばれることもあります。
スレートは厳密にいえば屋根材の名称で、カラーベストはコロニアルと同じく商品名です。

日本国内の住宅のおよそ8割はスレート屋根で建てられていますが、このスレート屋根の中でもコロニアルは特に人気が高いです。
続いては、コロニアルがなぜ特に人気を集めているのかについて3つの理由に分けてご紹介します。

1つ目の理由は、比較的安価だということです。
コロニアルは瓦の価格と比較しても、2分の1から2分の3程度の値段です。
また、市場に多く出回っており施工方法もシンプルです。
屋根材の価格としても安いですが、メンテナンス費用も安く、費用を抑えたいという方に強い需要があります。

2つ目の理由は、軽く、耐震性が高いからです。
コロニアルは瓦の半分程度の重さしかありません。
軽い屋根材であるため、耐震性が高く地震で建物が大きく揺れても破損や倒壊するリスクを抑えられます。

3つ目の理由は、カラーバリエーションが豊富だからです。
こちらはコロニアルの大きな特徴の1つです。
建物はやはり屋根の色もこだわりをもって選びたいですよね。
コロニアルの豊富なカラー展開で雰囲気に合ったカラーを見つけられるでしょう。

□コロニアルの代表的な商品についてご紹介します！

・ニューコロニアル
こちらは古いタイプのコロニアルで、アスベストが含まれているため、現在は製造が禁止されています。
そのため、新築やリフォームでは採用されませんが、古い住宅でメンテナンスを長期間行っていない場合には、使用されている可能性もありますのでアスベスト対策が必要です。

・コロニアルNEO
こちらは、アスベストを含まない商品として開発されました。
しかし、耐久性が低いという課題があり現在では販売されていません。
こちらの商品を使用している住宅の場合は、早めのメンテナンスを心掛けましょう。

・コロニアルクァッド
こちらは現在主流になったコロニアル製品です。
コロニアルNEOと比較しても耐久性が高くコストパフォーマンスにも優れています。

・コロニアル遮熱グラッサ
こちらは、遮熱性能に優れた製品です。
価格はやや高めですが機能を重視する住宅に使用されています。

□まとめ

今回は、コロニアルについての説明と商品の種類についてご紹介しました。
当社では、しっかりとした現場調査や外装劣化診断を行い、お客様にとって最適な提案と施工をさせていただきます。
ご不明な点やご質問等ございましたらお気軽にご相談ください。