家の外観を作る上でポイントになるのが、屋根と外壁の色の組み合わせです。
2つの相性が良いと、家の見え方は格段に良くなるでしょう。
今回は、屋根と壁の色の組み合わせについて紹介します。

□屋根と壁の色の組み合わせで人気なのは？

1つ目は、黒い屋根とアイボリーの外壁の組み合わせです。
アイボリーとは、若干黄色がかった灰色です。
黒は重厚感や高級感が特徴ですが、それにアイボリーを組み合わせることで、周囲の住宅と比べて目立ちやすい住宅に仕上げられます。

2つ目は、黒い屋根とブラウンの外壁の組み合わせです。
両方とも濃い色を用いることで、重厚感や高級感を持たせつつ控え目な印象の家に仕上げられるでしょう。

3つ目は、グレーの屋根とベージュの外壁の組み合わせです。
この組み合わせが人気の理由としては、汚れの目立ちにくさが挙げられます。
両方とも黒や白といったはっきりした色ではなく中間色なので、汚れが目立ちにくくなります。
もちろん色そのものの魅力もありますが、見栄えを維持できるという大きなメリットがあります。

□失敗しないためには

外壁や屋根の塗装で失敗しないために気を付けるべきポイントは主に3つあります。

1つ目は、色見本で決める場合は、面積効果を考慮するという点です。
面積効果とは、色が面積によって見え方が変わるという効果です。
この効果を考慮していないと、実際の塗装が想定していた色とかけ離れた色になる場合があります。
色を決める際には、小さな色見本を過信しないようにしましょう。

2つ目は、シミュレーション画像はあくまで参考程度に考えるという点です。
完成形の家をイメージする際に、シミュレーション画像を参考にする人は多いですが、シミュレーション画像に使用される色は、実際の外壁の色と異なります。
シミュレーション画像は、色のイメージが湧かない時の最終手段として使用すると良いでしょう。

3つ目は、色をたくさん使いすぎないことです。
外壁に使える色の種類は2色か3色が限度です。
これを超えると、各色の良さが失われ、デザインの面白味がなくなってしまいます。
全体にまとまりを持たせるためにも、色は必ず2色〜3色にしましょう。

□まとめ

今回は、屋根と外壁の色の組み合わせについて紹介しました。
屋根と外壁の色の組み合わせとしては、今回紹介した3種類以外にもいくつか相性の良いペアがあるので、自分の好みに合ったものを見つけましょう。
また、外壁塗装で失敗しないためにも面積効果や色の使い方に気を付けましょう。