外壁は、何らかの原因で黒ずんでしまうことがあります。
住宅の見た目に大きく関わる外壁はできるだけ綺麗に保ちたい部分ですが、黒ずみにはどのような原因があり、どのような対策をすべきなのでしょうか。
今回は、外壁の黒ずみの原因と解決策について紹介します。

□黒ずみの原因とは

1つ目は、雨だれです。
雨だれは、外壁の上にある汚れが雨で最後まで流れずに跡になってしまった状態のことです。
縦に細長くて黒い筋があれば、それは雨だれです。
1年を通して雨風にさらされる外壁は雨だれの可能性が高い環境なので、定期的な点検が必要です。

2つ目は、苔・カビです。
外壁の緑色の汚れは苔で、黒っぽい汚れはカビの可能性が高いです。
暗くてじめじめした環境は苔やカビが発生しやすい環境です。
また、これらの汚れは根本的に解決しなければ次々と増殖してしまいます。
そのため、苔やカビがある部分はしっかりと時間をかけて洗浄しなければならないでしょう。

3つ目は、ホコリや塵です。
外壁に凹凸があると、そこにホコリや塵が入り込み、黒ずみになることがあります。
空気中には目に見えないホコリや塵が無数にあります。
空気の影響を受けやすい外壁は、ホコリや塵が蓄積しやすいので注意しましょう。

4つ目は、排気汚れです。
車の排気ガスで黒ずんでしまうケースも少なくありません。
排気汚れは、ススや油で汚れたような見た目になることが多いです。
特に、家が交通量の多い道路沿いである場合は排気汚れが起きやすいため、定期的なメンテナンスが必要です。

5つ目は、塗装の色褪せです。
塗装の色褪せによっても黒ずみが見られることがあります。
色褪せは、外壁の塗膜が紫外線によって劣化することで起こります。
外壁の寿命は塗料によっても異なりますが、耐用年数が短い場合は、10年前後で貼り換えを検討すると良いでしょう。

□雨だれの除去手段について

雨だれは、中性洗剤で落とす方法や市販の外壁クリーナーで除去できます。
ただ、最も効果的なのが高圧洗浄機を使う方法です。
高圧洗浄機は1から8万円ほどかかりますが、汚れが比較的簡単に落とせ、手間も省けます。
しかし、簡単に雨だれを除去できる一方で水圧が強すぎると外壁が傷付いてしまうので、適切に洗浄できるか不安な場合は無理せずに点検依頼をすると良いでしょう。

□まとめ

今回は、外壁の黒ずみの原因と解決策を紹介しました。
外壁の黒ずみは、雨だれや苔・カビ、ホコリ・塵、排気などが原因となって発生します。
特に白い外壁の場合は汚れが目立ちやすいので、見た目を良い状態に維持できるように、定期的な点検やメンテナンスを欠かさないように気を付けましょう。