かなり大がかりな施工のイメージがある外壁塗装は、どのような流れで進んでいくのでしょうか。
施工中・施工前後のトラブルを避けるためにも、外壁塗装の工程や注意点について知っておきましょう。
今回は、外壁塗装の完成までの工程について紹介します。

□外壁塗装の完成までの工程について

まずは、近所の方への挨拶を行います。
外壁塗装においては、隣家に塗料が飛び散ったり、においによって気分を害してしまったりすることが往々にしてあります。
そのため、近隣住民とのトラブルを避けるためにも事前に挨拶をしておき、施工の期間や時間帯などについて伝えておく必要があります。

次に、作業のための足場の設置を行います。
この工程では、足場を組んだり、塗料の飛散防止のための養生を取り付けたりします。
足場を組む際には騒音が発生するため、初日の挨拶回りが肝心です。

次に、塗装前の洗浄を行います。
高圧洗浄やブラシで外壁の汚れを除去し、塗装の準備を行います。
塗装が剥がれないようにするためにも重要な工程です。

次に、下地処理を行います。
下地処理では、ひび割れ、コーキング劣化、コンクリート・モルタル等の補修を行います。
下地処理の完了後は、養生により塗料が塗らない箇所に付着しないようにします。

次は、いよいよ塗装の工程に入っていきます。
塗装は、塗料が定着するために必要な下塗り、下塗りの次に行う中塗り、最後に中塗りと同じ塗料で重ね塗りする上塗りの3つの塗装を施します。
築年数や建物のダメージによって塗装期間は変動します。

最後は、点検・手直し、片付けと足場解体・撤去を行います。
塗装完了後は必要に応じて点検・手直しを行い、その後は作業のための足場を解体・撤去し、産業廃棄物の片付け・清掃も行います。
最終確認後に、全ての作業が終了となります。

□注意点について

戸建ての外壁塗装費用はおよそ80〜150万円が目安となります。
また、塗料選びは自分と家族のライフスタイルから決めましょう。
「子供に家を継がせるのでできるだけ耐用年数が長いものにしたい」、「子供が家を出るタイミングまでで良いので耐用年数は短くても良い」など、塗料に求めるものは違うので、状況に応じた塗料選びを行いましょう。

□まとめ

今回は、外壁塗装の完成までの工程を紹介しました。
外壁塗装は、近所への挨拶、足場の設置、洗浄、下地処理、塗装、点検、足場解体という工程で進んでいきます。
施工中のトラブルを回避するためにも、事前準備はしっかりと行うと良いでしょう。