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クリアー塗装のススメ!
2022年06月11日(土)
家を新築された時、内装やキッチンなどの設備だけでなく、外壁材のデザインなどの好みを取り入れて選んだと思います。せっかく選んだお気に入りの外壁、できれば今のデザインを残したいと思いませんか?
お気に入りのデザイン外壁をそのまま残せる方法がクリアー塗装です。
クリアー塗装って何なの?
クリアー塗装とは無色透明な塗料を塗る事を差します。無色透明なので下地の柄をそのまま活かせるという訳です。
今のデザインに透明の塗膜なので、色が付く事はなく、それでいて外壁を保護できる代物です。
クリアー塗装を行う上での注意点・施工NGな場合
- 汚れがひどい場合
外壁の汚れがひどい場合はオススメいたしません。クリア塗装は色による隠ぺいが出来ませんので洗浄で取り切れないような汚れはそのままコーティングしてしまう事になります。
- クラックなどのひび割れが見受けられる場合
クラックなどが外壁に見受けられる場合、必ず補修を行いますが、補修材の色や跡が目立ってしまい、美観を損ねてしまいます。
- チョーキング現象などが発生している外壁
チョーキング現象とは塗料の中の顔料が傷んで表面に浮いている状態です。チョーキングがあると、塗料の密着力が下がったり、塗装後に白くボケる可能性があります。
- 近年のサイディングボードとは相性が合わない事がある。
2005年前後から、外壁サイディングに光触媒やフッ素加工が程こさている材料が増えております。この場合、塗料の密着が悪く早い期間で剥がれてしまう可能性が高いです。クリア塗装は基本的に下塗り材がない場合が多いのも原因の一つです。
- 目地コーキングの上から塗装できない。
一般的な塗替え時はコーキングの上から塗装を行うケースも多いです。メリットはコーキング材に直接紫外線が当たらない為、コーキングが長持ちする。また、つなぎ目の色差が生まれないので一体感が出るなどあります。
参考↓
しかし、クリア塗料とコーキング材の相性が悪く、コーキング上に塗装を行うと表面が早く割れてしまいます。また、コーキングの種類により、費用が割高になる場合も…。
まとめ
- 外壁材の機能性(フッ素加工など)を確認する。
- 目地の上からは塗装できない。
- 汚れが取り切れない場合はNG
- クラックなどのひび割れに注意
- 新築時から10年前後での施工が好ましい
結論:クリア塗装は外壁がキレイな状態で施工すると良い状態をそのまま維持できる塗装である!
クリアー塗料↓
クリア塗装のメリットは新築時のデザインを活かせる
近年の住宅はメンテナンスをしっかりと行えば、50年以上持つお家が増えています。その中で、一番デザインに拘ったのは新築時という方は多いのではないでしょうか?
基本的に一回目の塗替えタイミングは築10年~15年の間に行うのがベストと言われています。そのように考えると、実は新築時のお気に入りのデザインを維持できる年数は短いのです!2回目の塗装時にクリア塗装を行える可能性は低く、実質は初めての塗替え時のみが多いです。
しっかりと時期を見極めてメンテナンスを行えば、クリア塗装の耐久性が15年の場合、新築から約30年前後はお気に入りのデザインと共に生活ができるわけなので、今の外壁デザインが気に入っている方は塗装メンテナンスを早め早めに行う事をオススメします。
通常の塗装よりも下地の状態によって仕上がりが左右されてしまう工法だからこそ注意が必要です。
近年は20年以上の耐久性を有する塗料も多く発売されていますので、気になる方はお問い合わせください。
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