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有機塗料と無機塗料の違いを紹介します!
2022年08月30日(火)
外壁の塗料には大きく分けて2種類の塗料があります。
それが有機塗料と無機塗料です。
この2つの塗料にはどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、有機塗料と無機塗料の違いを紹介します。
□有機塗料とは
有機塗料は、合成樹脂を含んだ化合物で作られる塗料です。
無機塗料よりも種類が多く、施工条件に合わせて様々な価格帯のものが展開されています。
*メリット
メリットとしては、合成樹脂を含んでいるので伸縮性があり、ひび割れがしにくい点が挙げられます。
建物は、地震や地盤の沈下によって外壁にひび割れが生じますが、有機塗料には伸縮性があるのでそのリスクを低減できます。
また、非常に種類が多いので、用途や目的、予算などに合わせて最も適切なものを選べます。
*デメリット
デメリットとしては、塗膜の劣化が起こりやすいことが挙げられます。
無機塗料と比較すると耐久性に劣り、塗膜が分解されることで起こるチョーキングが発生します。
また、有機塗料は炭素を含むため、燃えやすいというリスクもあります。
□無機塗料とは
無機塗料とは、鉱物やレンガ、ガラスなどの無機物を配合して作られる塗料です。
紫外線で劣化しないため、強い耐久性があります。
*メリット
無機塗料の最大のメリットとしては、耐候性が高いことが挙げられます。
主成分は無機物なので、雨が紫外線の影響を受けにくく劣化しにくいです。
また、カビや苔の栄養分である有機物がほとんど含まれないため、カビや苔の発生も抑えられます。
さらに、不燃性が高いため、火事が起きた時には燃えにくいです。
他にも、低汚染性と防汚性に優れており、汚れを落としやすいので外壁の見た目を維持しやすいというメリットもあります。
*デメリット
無機塗料のデメリットは、ひび割れしやすいことです。
塗膜が固く、伸縮性がないため、表面のひび割れが外壁全体のひび割れに繋がりやすいです。
また、価格は普通の有機塗料と比較して高額になることが多くなっています。
さらに、メリットである汚れにくい性質がマイナスに働くという側面があります。
汚れが付きにくい性質によって、再塗装する際に新しい塗料と旧塗膜が密着しにくいため、すぐ剥がれてしまうリスクがあります。
□まとめ
今回は、有機塗料と無機塗料の違いを紹介しました。
有機塗料は伸縮性があり、選択肢の幅が広い塗料です。
無機塗料は耐候性が高く、不燃性があります。
それぞれメリットがある一方で、デメリットもあるので、それぞれを考慮した上で適切な方を選ぶと良いでしょう。
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