外壁塗装を検討する際に重要なポイントの1つとして耐久性が挙げられます。
雨や紫外線などの外部刺激から、どのくらいの年数建物を守れるかは外壁の耐久度次第です。
どのような塗料が高い耐久性を有しているのかを知っておくと良いでしょう。
今回は、耐久性の高いおすすめの塗料について紹介します。

□塗料の選び方について

塗料を選ぶ際には、どこに塗るのかを考えて選ぶのがベストです。
ブロックやモルタル、コンクリート部分への塗装は耐久性が高いウレタン樹脂塗料やシリコン樹脂塗料を使うことで、より耐用年数を延ばせるでしょう。

ウッドデッキや塀などを塗装する場合は、耐久性だけでなく密着性にも優れた油性塗料を選ぶと良いでしょう。
ただ、最近では水性塗料の性能も向上しているため、扱いやすい水性塗料を選ぶ人が増えています。
塗料自体の性能だけではなく値段や質感などの要素も関係してくるので、何を重視するのかによって選択するようにしましょう。

ウッドデッキやパーゴラ、木柵などの雨が当たる木の部分に関しては、木材をしっかりと保護してくれる素材を選ぶことで、木材そのものの寿命を延ばせます。
浸透タイプであれば撥水、防腐、防カビや防虫効果のある塗料を選ぶと良いでしょう。

□耐久性の高い塗料とは？

一般的に、耐久性が高い塗料とされているのはフッ素塗料と無機塗料の2つです。
フッ素塗料は、蛍石を原料にしたフッ素樹脂で作られた塗料で、非粘着性で汚れが付着しにくく紫外線に強い特徴があります。
現在主流のシリコン塗料と比べてグレードが高く、人気があります。
耐用年数は15〜20年ほどです。

無機塗料は、現在最も耐久性が高い塗料と言われていて、その耐用年数は20〜25年ほどです。
無機物とは、ガラスやレンガのように炭素を含まない物質で、紫外線が当たってもダメージを受けないため、何年経ってもほとんど劣化しません。

本来無機物は非常に硬い物質ですが、塗料として活用するために合成樹脂を混合しています。
合成樹脂と混ぜると僅かに耐久力が下がりますが、それでも塗料としてはトップクラスの頑丈さを誇ります。

また、無機物は親水性が高いです。
そのため、汚れを浮かび上がらせさえすれば雨水で簡単に綺麗にできます。
ただ、低弾性の無機塗料の場合ではひび割れのリスクが高くなってしまうことも覚えておきましょう。

□まとめ

今回は、耐久性の高いおすすめの塗料について紹介しました。
フッ素塗料と無機塗料は、トップクラスの耐久性を誇るため、長きにわたって建物を守ってくれるでしょう。
ただし、高い耐久性が期待できる反面、他の塗料よりもコストがかかることには留意しておきましょう。